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Never Wanna Die / DIEMONDS
失恋船長 ★★★ (2025-09-06 17:25:13)
女性シンガー、プリヤ・パンダ擁するカナダのバンド。ツインギター編成の5人組。プリヤのパワフルな歌声を軸に現代的なフィルターを通したクラシックなHM/HRサウンドを展開している。もはやモダンな音作りを否定しては2000年代の音楽はまともに聴けないでしょう。
そういう意味では全く不満はありません。タイトに刻まれるリズム。ギターチームも適度にメロディアスなフレーズを盛り込みワイルドなプリヤ嬢の歌声とリンクしている。
良い意味での堅実さと派手さ、それは80年代的な煌びやかさではないが、10曲で34分というランニングタイムが示すように聴きやすい。はやり日本にはいないタイプの女性シンガー、妙な色気やカワイイを売りにしない自立した等身大の女性像を、そのままロックシンガーとして映し出している。
極力無駄な装飾を省き打ち鳴らされるサウンド、歌メロは親しみやすいメロディを導入。ストレートなハードサウンドとの対比が絶妙だ。こういうシンプルなロックってのはいつの時代も必要とされています。シンプルにカッコイイ、クールだ。古典を下敷きにしているがサウンドメイクが今なので、良い感じでリメイクされている。それにしても日本からはどうして、こういうストロングスタイルの女性シンガーが現れないのだろう?そろそろ出てきていいのでは?EPICAに代表されるようなシンフォニック系のパヤパヤした歌い手が大の苦手なもので、ロック然としたパフォーマンスには惹かれます。
PVも作られたSecretで聴ける退廃的なムードなどL.A GUNS風だったりとなんか、いいフィーリングがありますよね。共感出来るポイントが多いんだよなぁ。ギターも今っぽさよりもオーソドックスなんだよねぇ。
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