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今週のアルバム10選
失恋船長 (2025-09-03 04:30:07)
『残暑をぶっ飛ばせ主役は俺だ』
①Alcatrazz - No Parole from Rock 'n' Roll
音源が届く前はグラハム・ボネットのバンドという紹介だったが
蓋を開けてみてビックリ
だれだこの独創的なギターテクニックを披露するギタリストは
ジミー・ウォルドーとゲイリー・シェアにとってはしてやったりだろう
クラシカルなフレーズは水晶の如き繊細さと煌びやかさがあると絶賛
聴き手も納得の大興奮となった
グラハムのJET TO JETやTO YOUNGで存在感を見せたが
主役は完全にイングヴェイである
一部のセンスの欠片もない批評家&ラジオDJからは感情のないテクニックのひけらかしと
無能な批評を行い信頼を失ったモノいる
今聴いてもこの美旋律を規格外の高速プレイで弾き倒す
しかも繊細なタッチでだ
彼がいかに正確無比なプレイを行っているのか驚嘆である
グラハムを脇に追いやったイングヴェイ恐るべしである
センスって重要だよな
批評家に乗っかり引っ込みのつかない人生だけは送りたくない
②Alcatrazz - God Blessed Video
スティーブ・ヴァイという天才がメタル界隈でも認知された一枚
イングヴェイと比較されたのは心外だったろう
彼は全く違うアプローチで多くのギターキッズをノックアウトした
前作で主役を奪われたグラハム・ボネットも躍起になっていますよ
それでもヴァイの超絶タッピングを味わえるオープニングナンバーや
疾走ナンバーのストリッパーはヴァイの独壇場
気がつけばジミー・ウォルドーとゲイリー・シェアそしてヴァイにより
やりたい放題である
曲も書けないグラハム・ボネットでは仕方が無いけどね
過大な評価を受けるグラハムだが
彼は歌うだけだ
③Ozzy Osbourne - BILZZARD OF OZ
オジー・オズボーンという強烈な個性
あののっぺりとした歌声は一度聴いたら忘れられない
歌が上手いと評価された事はない人生だったが
キャラクターがそれを補った
しかし今作を彩るのはランディ・ローズであろう
I DON'T KONWのリフなんて教科書だもんね
ランディのセンスが爆発したのはMR.クロウリーでしょう
1stソロと2ndソロの対比
あの狂おしい旋律に胸焦がれます
主役はランディ
オジーがもうチョイ表現力のある歌い手ならばね
人気投票じゃないで
実力無き者を知名度で持ち上げることは出来ない
④DEEP PURPLE - BURN
無名の新人デイヴィッド・カヴァーデイル
少々野暮ったいブルース系のシンガーなのだが
そのキャリア不足を尻目に圧倒的な存在感を放つのが
グレン・ヒューズ
ホント容赦無しに実力差を見せつけてきます
表題曲BURNのグレンのパートが大好きですね
それ以外でもグレンは良い仕事をします
ベースも個性的で新生パープルサウンドに貢献
グレンなくして今作は成立しないというパートが多い
カヴァーデイルだけでは頼りないのだ
You Fool No Oneとかもグレンだよね
Might Just Take Your LifeもLay Down, Stay Downも
Sail Awayもグレンがいるからカヴァーデイルが生きる
ちなみにMistreatedもグレンが歌うソウルフルなヴァージョンの方が好きですね
グレン・ヒューズ恐るべし
⑤Ran - Burning
RANこと松川敏也のソロアルバム
ランディ・ローズに捧げた一枚としても話題
そして無名の覆面新人ヴォーカル
それが現B'zのシンガー稲葉さん
クレイジー・タイガーというクソダサい名前で活動させられた黒歴史
このソロも長く活動した分けではないのだが
松川敏也というテクニカルなギタープレイヤーを尻目に
クレイジー・タイガーはギリギリ崖っぷちでハイトーンを披露
本人としては納得していないパートもあるだろうが
ここで聴ける命を削ったパフォーマンスはもっと評価されるべき
どういう分けか一度も再発されたことがない幻の一枚
都市伝説では稲葉さんが権利を買い取ったと言われている
もしそれが本当ならば是非とも再発して欲しい
若気の至りもあるだろうが捨て置くのは勿体ないよ
→同意