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V: LAMENTATIONS (2025年)
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V: LAMENTATIONS
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解説 - V: LAMENTATIONS
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-07-19 11:31:04)

V: Lamentations
アルバムを自動登録したのですが入れないので一旦、こちらで発言します。

英国由来のNWOBHMスタイルを軸に築き上げた望郷の黄昏メタル。そのシケシケの泣きの世界観を作品毎に昇華。音楽性を上手くメジャーなフィールドへと昇華。フォーキーさは相変わらず、トラディショナルなハードサウンドの復権と言わんばかりに練り上げてきた。
その魅力は日本人的には様式美と表現したくなるサウンドを構築。前作が少々、やり過ぎた面があるので、今回はその揺れ戻しにも成功。順調に上り詰めた3枚目に近い感覚である。

洗練度を上げた牧歌的メタルは、より屈強な理念の元、トラディショナルなスタイルに軸足を置き、曲間を短く矢継ぎ早に展開されることによって、物語を聞かされるかの如く、叙情詩が積み上げられていく。現時点での一番最適な方法論を採ってきたバンド。疑いのない方向性、メイデン風だし、ユーライアヒープ的な面もある。ホロリとさせる哀愁のメロディ、そのアイデアの豊かさも健在。個人的には良い意味でメジャー感を無理なくアピールした。
やはり前作はちょっとハードなサウンドメイクに傾いたかな。作風は変わらないが、そこは好みですね。甘い旋律で丸みを帯びた3枚目から今作への流れの方が順当だろう。しかし、前作のやり方も無駄にはしていない。そのパワーポップ的な側面は先行公開されたElementsなどで確認出来た。蓋を開けるまでは不安があったのだが、このシングル向けの曲ばかりで埋め尽くされることはなかったので安心である。Heavy Loadとかベタな曲が似合うしね。

この朴訥した歌声が苦手な人もいるかも知れないが、フォーキーなメタルが苦手な人でも、割と耳馴染みよく届くのではないかと思いますね。雑誌の評価や打ち上げランキングにすぐに食い付く人もいるので、あれなんですが、そことは一線を引きたいなぁ。
まぁ、個性的な音でもないので、デジャブ感はあります。そこも多めに見て欲しい。むしろ、そこを引き継いだと思って楽しんでください。



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