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Resonate (2016年)
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Resonate
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解説 - Resonate
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-09-10 02:55:31)

VOICE OF ROCK我らがグレン・ヒューズが帰ってきた。まぁグレンのソロアルバムはメタル系を愛する者にとっては、少々つまらない作品が多い。ファンクやソウルが大好きなグレン、それだけにハードなサウンドの相性は微妙だ。

しかし今作はフロンティアレーベルが絡んでいる。メロディックロックの総本山が絡めば、グレンの悪癖を抑え、あのソウルフルな歌声を必ずやよりよい方向へと導いてくれるだろうと確信できますよね。

特徴的なベースサウンド、そのえげつないグルーブはオープニングナンバーから炸裂。ポントス・エンボルグもチャド・スミスもグレンとのグルーブを形成するには長けた二人だけに、強烈なグルーブが粘度の濃いヘヴィグルーブを生み出している。

これぞグレン・ヒューズ。このソウルなリズムとヘヴィなグルーブが一体となりハードな音を刻む。その太古の世界から人間の体に刻まれるリズム。DNAを踊らせる本気のハード&ヘヴィなサウンドの打ちのめされました。
古い感性、そのクラシカルなハードロックサウンドを現代のフィルターを通すことで粗い目だが、角は整っている。そんな不思議な整合性と野性味あふれるダイナミックサウンドを前に、さすがフロンティアレーベルと唸りましたね。

ファンクやソウルをうまくハードな調べに変換させた。しかし、そこに無理はない。いい感じで吠えるグレン。ソレン・アンダーセンのギターもグレンに寄り添うようにリード。主役はあくまでもグレン。歌とベースを軸に、この豪華フルコース古典ロックを贅沢に盛り付けた。

メロディアスなコーラスワークを随所に入れ込んだことで、灰汁の強いサウンドに潤いを与えている。いい仕事している。
それにしても圧巻ですね。これだよね。この音こそ。古典ハードロックサウンドの復権ですよね。こういう音を様にできるのはグレン・ヒューズぐらいなものですよ。

なんだか彼の歴史を網羅したようです。DEEP PURPLEもBLACK SABBTHも隠し味にスパイスをきかせている。もちろん、ゲイリー・ムーアの仕事も無駄になっている。Hughes / ThrallやTrapezeのエッセンスも含まれている。彼が望まれているものを一つの形にした奇跡の一枚。このベースサウンドだけでも十分なのにね。

神の声を持つ男が全身全霊で歌えばそりゃもうね。鍵盤プレイヤーも適切な仕事をしてくれました。いい緩衝材になっているよ。音に広がりをもたらしているね。



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