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1. 失恋船長 ★★★ (2025-09-03 01:48:13)

樋口宗孝のソロで驚異的なパフォーマンスを披露してハードシーンに、その存在感を強烈にインプットさせた優男。後にMAKE-UPのシンガーとして活躍するNoBこと山田信夫。偏見にまみれた日本のハードシーン。その歪な相関図が、彼のような実力者を埋もれさせるのだが、聖闘士星矢などの活動が海外では需要があり、坂本英三やJAMプロジェクト&影山ヒロノブ単体でもライブを行えるのだから、日本のアニメ関連は凄いなぁ。
聖闘士星矢のペガサスファンタジーも歌詞の世界観を取り除けば十分にメロディックロックのシングルカット作品として、相当な破壊力を有するナンバーだった。

既に解散状態のバンド、次の一手があればどうなったのだろうか?NoBさんのキャリアをそれなりに追いかけました。GRAND PRIXはちょっと狙いすぎてハマらなかった。石原慎一郎とJ-POPのメタルアレンジプロジェクトDr.Metal FactoryのカヴァメタNowは面白かった。90年代にリリースした唄モノ作品。そして2012年に組んだスーパーロックバンドDAIDA LAIDAとハードシーンに帰還したNoBさんでしたが、皮肉にもお仕事だった聖闘士星矢を越えるセールスとインパクトは残せなかったのは無念だったろう。

ライブではピアノを弾きながら、あのエモーショナルかつ力強い歌声をコントールしながら観客を魅了する。ロックシンガーとしてではない自然体も見せてくれたNoB、腎臓癌の公表。その時から覚悟はしていましたが、早いよ。こうして日本から世界基準の歌い手が消えてしまった事は残念ですね。

今作は、ナルチョの愛称で親しまれる天才ベーシスト、チョッパーの使い手、鳴瀬喜博の号令の元、集いし名手達によるセッションバンドが最初だった。60年代や70年代のロックを軸にセッションを行うのがコンセプトだという事なのだが、今作にはオリジナル曲もしっかりと収録され単なるカヴァーアルバム大会では終っていない。何より参加メンバーが魅力的だ。ただ豪華なだけではなく実力者を揃えたのが、このライブ盤を素晴しいモノにしている。シンガーは二人、幻の女性ロッカー、カルメン・マキ、そしてNoBさんによるツインボーカル、そしてナルチョの相棒となるドラマーは、パワーヒッティングドラマーしても知られる、セッション界の神ドラマーそうる透、そしてリードギターとして大役を務めるのが、野心漲る若き侍ギタリスト、TAKさんこと松本孝弘だ。キーボードプレイヤーとして難波弘之の参戦は、このライブ盤において重要なピースとなる。彼が柔軟なプレイでバンドを裏でしっかりとサポートしている。

オープニングナンバーはビートルズのGot to Get You into My Life。そして②曲目はCharの書き下ろしナンバー。そしてナルチョのソロアルバムからUnder My Feetをオリジナルは人見元基が歌っている。前半から小気味よく渋目のロックサウンドが展開。このバンドのコンセプトとしてはピッタリのブルース&ソウルなパフォーマンスにゾッコンLOVEだぜと死語を連発したくなるうるゴメハイになるのだが、松本孝弘のギターワークは素晴しく。ナルチョも曲に合わせ自我を抑制、なんでも感でもチョッパーと言うわけではない、阿吽の呼吸から繰り出されるリズムプレイ。そうる透も見事である。まぁカルメン・マキとNoBのツインボーカルは以外の少ない、ほぼ交互の曲を担当するのだが、やはりハイライトはこの二人の絡みでもあるだろう。

後に自分の作品として扱う、TAKさんが提供したStorm Beltなどメタルギターとしてゾクゾクとさせてくれる。ラストのFalling Tideも十分に彼も持ち味を発揮。自作だけに自身の魅力を余すことなく伝えてくれた。そういうオリジナル曲の合間にGladys Knight & The PipsのI'll Be Standing Byを披露、ここで聴けるカルメン・マキの歌声は絶品だ。さらにはThree Dog NightのONE。バンドとしてはこれ以上無いくらい見せ場を設けたCACTUSのRock'n Roll Children。とお楽しみが満載。

再発盤もあるのだが現在は廃盤だけにCDを手元に置くのは難しいだろうが、サクッとサブスクリプションサービスでお楽しみですので、お気軽に聴いてみてください。
実力者による奇跡的なハイパフォーマンスを堪能出来る一夜。まさにライブ。日本のガールズメタルシーンが薄っぺらいのは彼女達が、大人にやらされている感&バックボーンの浅さに尽きる。少なくとも今作でカルメン・マキのライブならではのアジるヴォーカルにはゾクゾクとさせられた。そこにバンドが一斉に絡み、重厚なサウンドを構築。ジンワリと焼け付くロックなダイナミズム。強い酒をロックで流し込む、あののど越しの熱さにも似ている。このバンドが醸し出す音に酔いしれて欲しい。

それだけにムスタッシュよろしく、な口ひげ姿のナルチョがダサい服を着て全面を飾るジャケットが良くない。一瞬堀内孝雄のソロアルバムかとたじろくほどの辱めを受ける。ハードな調べを愛するものに取っては手が出ない。後年、YouTubeでBLACK DOGや私は風、SUNSET、Wishing wellなど沢山の映像を見て思いを改めたからこそ2000年代に再発盤を手に入れる事が出来ました。
まぁサブスクリプションサービスで十分なんですけどね。あとYouTubeなんかで映像をあさってください。

こういうマインドって素晴しいよね。一人のギタリストとして自由奔放にギターを弾くTAKさんも輝いているよ。




2. 失恋船長 ★★★ (2025-09-03 02:10:27)

樋口宗孝のソロで驚異的なパフォーマンスを披露してハードシーンに、その存在感を強烈にインプットさせた優男。後にMAKE-UPのシンガーとして活躍するNoBこと山田信夫。偏見にまみれた日本のハードシーン。その歪な相関図が、彼のような実力者を埋もれさせるのだが、聖闘士星矢などの活動が海外では需要があり、坂本英三やJAMプロジェクト&影山ヒロノブ単体でもライブを行えるのだから、日本のアニメ関連は凄いなぁ。
聖闘士星矢のペガサスファンタジーも歌詞の世界観を取り除けば十分にメロディックロックのシングルカット作品として、相当な破壊力を有するナンバーだった。

既に解散状態のバンド、次の一手があればどうなったのだろうか?NoBさんのキャリアをそれなりに追いかけました。GRAND PRIXはちょっと狙いすぎてハマらなかった。石原慎一郎とJ-POPのメタルアレンジプロジェクトDr.Metal FactoryのカヴァメタNowは面白かった。90年代にリリースした唄モノ作品。そして2012年に組んだスーパーロックバンドDAIDA LAIDAとハードシーンに帰還したNoBさんでしたが、皮肉にもお仕事だった聖闘士星矢を越えるセールスとインパクトは残せなかったのは無念だったろう。

ライブではピアノを弾きながら、あのエモーショナルかつ力強い歌声をコントールしながら観客を魅了する。ロックシンガーとしてではない自然体も見せてくれたNoB、腎臓癌の公表。その時から覚悟はしていましたが、早いよ。こうして日本から世界基準の歌い手が消えてしまった事は残念ですね。

今作は、ナルチョの愛称で親しまれる天才ベーシスト、チョッパーの使い手、鳴瀬喜博の号令の元、集いし名手達によるセッションバンドが最初だった。60年代や70年代のロックを軸にセッションを行うのがコンセプトだという事なのだが、今作にはオリジナル曲もしっかりと収録され単なるカヴァーアルバム大会では終っていない。何より参加メンバーが魅力的だ。ただ豪華なだけではなく実力者を揃えたのが、このライブ盤を素晴しいモノにしている。シンガーは二人、幻の女性ロッカー、カルメン・マキ、そしてNoBさんによるツインボーカル、そしてナルチョの相棒となるドラマーは、パワーヒッティングドラマーしても知られる、セッション界の神ドラマーそうる透、そしてリードギターとして大役を務めるのが、野心漲る若き侍ギタリスト、TAKさんこと松本孝弘だ。キーボードプレイヤーとして難波弘之の参戦は、このライブ盤において重要なピースとなる。彼が柔軟なプレイでバンドを裏でしっかりとサポートしている。

オープニングナンバーはビートルズのGot to Get You into My Life。そして②曲目はCharの書き下ろしナンバー。そしてナルチョのソロアルバムからUnder My Feetをオリジナルは人見元基が歌っている。前半から小気味よく渋目のロックサウンドが展開。このバンドのコンセプトとしてはピッタリのブルース&ソウルなパフォーマンスにゾッコンLOVEだぜと死語を連発したくなるうるゴメハイになるのだが、松本孝弘のギターワークは素晴しく。ナルチョも曲に合わせ自我を抑制、なんでも感でもチョッパーと言うわけではない、阿吽の呼吸から繰り出されるリズムプレイ。そうる透も見事である。まぁカルメン・マキとNoBのツインボーカルは以外の少ない、ほぼ交互の曲を担当するのだが、やはりハイライトはこの二人の絡みでもあるだろう。

後に自分の作品として扱う、TAKさんが提供したStorm Beltなどメタルギターとしてゾクゾクとさせてくれる。ラストのFalling Tideも十分に彼も持ち味を発揮。自作だけに自身の魅力を余すことなく伝えてくれた。そういうオリジナル曲の合間にGladys Knight & The PipsのI'll Be Standing Byを披露、ここで聴けるカルメン・マキの歌声は絶品だ。さらにはThree Dog NightのONE。バンドとしてはこれ以上無いくらい見せ場を設けたCACTUSのRock'n Roll Children。とお楽しみが満載。

再発盤もあるのだが現在は廃盤だけにCDを手元に置くのは難しいだろうが、サクッとサブスクリプションサービスでお楽しみですので、お気軽に聴いてみてください。
実力者による奇跡的なハイパフォーマンスを堪能出来る一夜。まさにライブ。日本のガールズメタルシーンが薄っぺらいのは彼女達が、大人にやらされている感&バックボーンの浅さに尽きる。少なくとも今作でカルメン・マキのライブならではのアジるヴォーカルにはゾクゾクとさせられた。そこにバンドが一斉に絡み、重厚なサウンドを構築。ジンワリと焼け付くロックなダイナミズム。強い酒をロックで流し込む、あののど越しの熱さにも似ている。このバンドが醸し出す音に酔いしれて欲しい。

それだけにムスタッシュよろしく、な口ひげ姿のナルチョがダサい服を着て全面を飾るジャケットが良くない。一瞬堀内孝雄のソロアルバムかとたじろくほどの辱めを受ける。ハードな調べを愛するものに取っては手が出ない。後年、YouTubeでBLACK DOGや私は風、SUNSET、Wishing wellなど沢山の映像を見て思いを改めたからこそ2000年代に再発盤を手に入れる事が出来ました。
まぁサブスクリプションサービスで十分なんですけどね。あとYouTubeなんかで映像をあさってください。

こういうマインドって素晴しいよね。一人のギタリストとして自由奔放にギターを弾くTAKさんも輝いているよ。



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