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OBSESSION (1998年)
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-08-24 10:02:17)

日本ではどちらかと言えば二流扱いを受ける北欧出身のギタリスト。彼は自らレーベルを立ち上げたり、器用に何でもやりこなす才能を見せつけるオールマイティなミュージシャンだ。やりたい事を全て自分の指揮の下、行うというのは真っ当な事だ。この人の場合、チャスティン同様、サイドプロジェクトが多くて混同するという欠点がある。それが一番毛嫌いされる理由になるだろうが、時代はサブスクリプションサービスまる。

そもそもラースの作品などレンタルショップに並んでいないし、大枚叩いて買うには勇気がいる。ジャケ買い出来るほど魅力的じゃない。ジャケで言うならばサイケなブルースでもやりそうだ。そういう意味でも今の時代だからこそ、ラーズ・エリック・マットソンを避けてきた北欧メタルを愛するマニアには是非ともトライして欲しい。またリッチー・ブラックモアタイプのサウンドをお探しの方にも大いに楽しめる作風でしょう。

今作は久しぶりに専任シンガーを迎え入れた。Six Feet Underのシンガーとしても有名で、BaltimooreやKrokusでも歌っていたビョルン・ロディンが参加。ドラムはクリスター・ヤンソンとバンド感をアピール。適度にドラマ性を盛り込んだプログレタッチもありつつ、メロディを大切にしたアレンジは北欧出身らしいメロセンスを随所に練り込み、独自性をアピール。どこか聴いた事がある懐かしさも手伝い、温故知新なサウンドが逆に今のご時世、フレッシュ感を伴い優雅に激しくステップする。

また甘い旋律も程よく荒れた声質の歌声が絶妙な絡みを魅せ独自性を高めているのもポイント、中近東風のフレーズやファンクなサウンドが飛び出してきてもビョルンが全てを受け止めフロントマンの重責を担った。
巧みに色んな要素を組み込み丁寧にビルド&スクラップを繰り返したサウンドは唯一無二の個性を放っている。やはりストレートに展開させないクセの強さが個性となっているのだろう。

古くて新しい古典派ロックの真髄。もう少しお金を掛けたら尚更、素晴しいサウンドになっていただろう。



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